SSブログ

☆キューバ危機から42年、米・キューバ国交正常化交渉開始へ。 [ニュース]

Sponsored Links





☆キューバ危機から42年、米・キューバ国交正常化交渉開始へ



アメリカのオバマ大統領が、隣国キューバと「正常化交渉を始める」と、

ホワイトハウスでの記者会見(12月17日)で表明した。




(出典:YouTube公式)


キューバとは1961年以来国交断絶していたが、

キューバのラウル・カストロ国家評議会議長も、

オバマ氏の決断は「敬意と感謝に値する」と評価した。

そして、米国は数か月以内に、キューバの首都ハバナに

大使館を開設する見込みだそうだ。



実はこの正常化交渉は、ローマ法王庁の法王フランシスコが仲介したとされている。


東西冷戦下だったことで国交を断絶し、核戦争の瀬戸際ギリギリまで

に至った、62年の「キューバ危機」で激しく対立した両国の関係は、

歴史的な大転換期を迎えることになった。



交渉進展により、米政府のキューバ制裁が解除・緩和された場合、

キューバでは国内経済が好転するとの期待が高まり、

キューバ国民は歓迎している。



キューバ経済は、1959年のキューバ革命後に、米国の制裁によって

締め付けられてきた。

現カストロ議長の兄、フィデル・カストロ前議長当時のキューバは、

東西冷戦時代、ソ連から全面支援を受けて国家を運営していた。

しかしソ連崩壊(1991年12月)後は、支援を失って、

“自立”しかない状況となっていた。



キューバ政府は2010年から、本格的な経済改革を開始したが、

経済が好転したわけではなかった。

米国の制裁が解除されれば、米企業からも投資が増大し、

経済が劇的に転換するとの期待が非常に高いとされているようだ。

(Yahoo!ニュース一部引用)




ところでキューバ危機とは、1962年10月16日から28日までの緊迫の

13日間だった。


東西冷戦時代のソ連が、キューバでミサイル基地建設計画があり、

それが発覚してアメリカとソ連との間に「よもや核戦争」にまでなりかけた、

全世界を震撼させ緊張した時期のことだ。



なぜアメリカとソ連がキューバ危機を招くに至ったのか、

その原因を調べてみた。



当時、キューバは事実上アメリカに牛耳られていたようだった。

キューバは主にサトウキビが主産業だったが、

農民の多くは地主に利益を吸いとられ、さらに地主はアメリカに利益を

吸いとられる状況で、キューバ国内では不満が募っていた。



ついにカストロ(現議長の兄)が革命を起こした。

ちなみにカストロの右腕といわれたチェ・ゲバラも有名だ。

非常にイケメンで、今でも世界中でTシャツにプリントされたり

映画の題材にもなっている。



このときの革命がキューバ革命で、1959年のことだった。

彼らは土地改革やアメリカ系企業の国有化を進めた。

当然アメリカの反発を招き、その後、国交断絶の道へと向かうことになった。



その結果、キューバがソ連との関係を深めてしまい、

カストロは1961年に社会主義宣言を敢行し、決定的な断絶となった。


翌1962年10月、アメリカがU2型偵察機でキューバの空撮を行った

ところ、ソ連が建設中のミサイル基地を発見し、アメリカは非常に危機感を

抱いたことだ。



当時のアメリカの大統領は、現駐日大使キャロライン・ケネディの実父、

 ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ大統領だ。 

この時ケネディ大統領は45歳という若さだったが、

この危機にどんな決断を下したか?



それはキューバ海域を軍事封鎖したのだ。

艦艇200隻、航空機1200機を動員したそうだからその本気度が

ハンパではない。



大統領の誤った判断や、制服組(軍部)のタカ派が万一勇み足的に、

空爆でも仕掛ければ当然ソ連は報復として真っ先にベルリンに侵攻し、

第三次世界大戦にもなりかねない状況だったわけだ。

当時の緊張は、もはや核戦争に発展するだろうと考えられていた。



アメリカのケネディもソ連のフルシチョフも、核戦争という最悪のシナリオ

にはしたくない思惑もあり、

ソ連は、「トルコにあるアメリカのミサイル基地を撤去すれば、

キューバのミサイル基地も撤去する」という提案により、

ケネディはそれを承諾し、最悪のシナリオを回避することができた。



そしてホワイトハウスとクレムリンを直接結ぶいわゆるホットライン協定や、

部分的核実験停止条約などの締結もされるようになったそうだ。



両首脳の勇気ある決断や実行力が、後世の人々の平和につながってきている

ことが良く分かる。


「人類は戦争に休止符を打たなければならない。
そうでなければ、戦争が人類に休止符を打つことになろう。」
 【ジョン・F・ケネディ】



「戦争は小銃の偶発から始めることができる。
しかし戦争を終結させることは、経験豊かな国家指導者でさえ
容易な事ではない。 流血をとどめるのは、ただ理性だけである。」
 【ニキータ・セルゲェヴィチ・フルシチョフ】






Sponsored Lnks



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

Sponsored links にほんブログ村 ニュースブログ 気になるニュースへ
にほんブログ村
介護 手助け

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。